【ネタバレ】ゴンは王子様になるのか!?凪のお暇8巻【感想】

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凪のお暇の8巻が本日1月15日に発売されました。

今回お伝えするのは以下の3点。

①7巻でのおさらい

②8巻のネタバレ

③8巻の感想と9巻でどうなっているのかの予想

まだネタバレを見たくないって方は、7巻のおさらい部分を見てから実際に8巻を読んでください。

ではどうぞ読んでいってくださいね。

7巻のおさらい~どんな終わり方だっけ?~

母親が怪我をして地元の北海道へ戻ることになった凪。祖母にこのまま東京へ戻らないよう仕向けられていると不安を覚える。

以前ハロワで知り合った坂本さんからノートパソコンとポケットWi-Fiをを送ってもらい、東京のアパートメンバーと接触成功。

凪は母親の夢ポエムが書かれたノートを発見し、祖母から母が少しの間東京で暮らしていたことを聞く。

母が夢を諦めたのは自分のせいだったのではないかと絶望した凪は、ビデオ通話でゴンに心の内を吐露。

ゴンはそんな凪の姿を見て北海道へ旅立った。凪への気持ちが恋であることに気付く。

北海道についたゴンは凪の住所がわからない上、除雪車にスマホをグッシャグシャにされてしまう。

ゴンが凪を追って北海道に向かったことを知った慎二。今の彼女である市川を見て、今度は間違えないぞと自分に言い聞かせる。

ビデオ通話で繋がった凪と慎二。昔と違い、お互いに気を遣わず話せることに慎二は気付く。リラックスしすぎて凪は酔っぱらったまま寝落ちしてしまう。

8巻のあらすじ

#42円め 凪、粘る

朝、寝落ちから起きた凪は胸中で慎二に謝罪。深呼吸し、おばあちゃんのみかんをストーブで焼いて食べる凪。

道脇の根雪をじっと見つめる凪は、近所の高校生マーくんに話しかけられる。凪は「根雪にもうちょい挑むことにしたよ」と笑顔で答える。なぜカチコチに凍ったのかを根雪自身も理解していない、そこを紐解くことに突破口があるのではないか。サッカーの基礎練と同じかとマーくんは納得。

マーくんと別れた凪は、子供の頃のトラウマに苦しむ。心身ともに凍えた凪は近くのパン屋さんに入る。なんと店主は小学校の同級生布施であった。2人ともいじめられていた思い出話に花開く。

つらい過去を葬り去ったように見えた布施。しかしパンは普通なので客も来ない。布施は言う。

「地元では1回しくじったら終わり、ずっと地獄」

一方、マーくんも部活での立場が弱く地獄を感じる。

おばあちゃんのみかんを煮詰める凪。その姿を見て母は「そのままが一番楽でおいしいのに」と思う。

凪は商業施設で高校時代の同級生三人(クラスヒエラルキートップ3)と偶然会う。豆苗について熱く語る凪を三人のトップ本庄が「あったまってんじゃーん」と一蹴。羞恥心を覚えた凪。

3人と別れた後、マーくんと、移動販売車に乗った布施と出会う。布施は2駅向こうに定期的に売りに行っていた。青空の解放感もあってかなかなかの売れ行きだという。たった2駅離れるだけ。意外と突破口があるのだと布施に言われ、凪は元気を取り戻す。

そんな二人を見守る少女の影が…。

#四十三円め 凪、露知らず⑤

おばあちゃんのみかんでドレッシングを作る凪。まだまだみかんはあるよ、という祖母に母の夕は昔のことを思い出していた。

夢があると家を飛び出し、と上京。凪の父、武(たけし)と出会う。

熱烈な恋情を武に抱いていたが、夕に子供ができるやいなや武は失踪。

凪に自分の希望を砕いてほしいと願う夕。そんな中、ゴンが凪を訪ねてくる。

「凪ちゃん いますか?」

#四十四円め 凪、露知らず⑥

時はさかのぼってネカフェにいるゴン。スマホが壊れ、免許証も無くなっていることに気付く。

ゴンは、子供のころから思春期頃のことを回想する。周囲が楽しそうにしていないと不安を感じるような子だったのだ。

公衆電話で友人のエリィと連絡を付けることができた。スマホも身分証明も失くしたゴンは、そんな中でもみんなが楽しめてるかどうかだけを気にしていた。

エリィは、ゴンが人から受け取ることをしてこなかったことに気付く。彼の初恋を何とかしてあげたいと、偶然手に入れた凪の実家の住所を伝える。

ネカフェに戻ると免許証が見つかった。凪の実家を訪ねるが、そこにいた夕に「家違いだ」と言われ、ドアを閉められる。その後、ゴンは雪で転倒し、マーくんと出会う。

#四十五円め 凪、露知らず⑦

また、時を戻して四十二円めの最後にマーくんと凪を見つめていた少女。名前を宇堂愛恋(うどうあれん)という。

彼女はマーくんをスマホで盗撮していた。彼女もまた、クラスで浮いている存在だった。

マーくんと凪が親しそうにしていることを気にする愛恋。

再度2人が一緒にいるところを発見し、凪に「あなたを被写体にして映画を撮りたい」と告白。理由は暇そうだから。

その後、マーくんとゴンが出会う。ゴンは凪を知っているか尋ねたところ、原始人の格好をした凪と愛恋が映画の撮影をしていた。

#四十六円め 凪、連れ込む

ゴンは凪に「来ちゃった…」と言う。

布施、マーくん、愛恋と楽しそうに話す凪を見てゴンは安心する。

凪の実家へ行きたいというゴン。ゴンを不快にさせたくない凪は、何とか二人に合わせない方法を考える。母は夕方まで仕事、祖母だけを対策すればよい。祖母が好きなドラマ一挙放送を見ている間にゴンを招き入れることにする。

2階にある凪の部屋へ梯子でゴンを入れる。二人っきりで凪の部屋にいるため、お互い意識しまくるが、何事も無いように過ごす二人。

ストーブで水でふやかしておいたタピオカをいろんなアレンジで食べる二人。

ゴンは自分の免許証を凪に見せ、名前の漢字が「安良城欣」であることを伝える。

ゴンは凪との未来が欲しいと願うのであった。

そんな中、母である夕が帰宅し、凪の部屋で二人いるとこを見てしまう。

夕は「正してあげなきゃ」と思うのであった。

#四十七円め 凪、正される

夕が凪の部屋に入ると危機一髪でゴンは外へ出た。

夕飯後に「連れ込んだ男は誰だ」と凪に詰め寄る。

東京でのお隣さんで音楽関係の人望ある人だと夕に伝えるが、納得してもらえない。

夕も音楽関係、自由人、タレ目、ヒゲの属性が好きなのだ。

「親子そろってあの手の男にハマる」と話す夕に「それは父親のことか」と聞く。

夕のノートを見たこと、祖母から夕の昔話を聞いたことを凪は打ち明ける。

夕は「凪には失敗してほしくない、子供でもできたらそれこそ」と言う。

凪はすかさず「それこそ失敗?私ができたことは失敗だったってことなの?」と詰め寄る。

そんなわけないと言い、夕は整骨院へ向かった。

そこには腰を痛めたゴンがいた。

凪との未来が欲しいというゴンに「絶対心変わりする」と伝える。

ゴンは「いい絶対も悪い絶対も絶対じゃないのが絶対、凪ちゃんへの気持ちは絶対にできるように善処したい」と答えた。

その言葉を聞き、夕は「あの子をよろしくお願いします」と言った。

その後、ゴンは凪と夕食を一緒に取りながら、夕の言葉を伝える。

夕のことを話している凪を見てゴンはたくましくなった、と安心する。

そしてゴンは凪に言った。

「凪ちゃんて 僕と結婚してくれたりとかってする?」

8巻の感想と9巻の予想!

ゴンさんの王子様っぷりが見られるのかな、と思っていたら凪の王子様っぷりが発揮されていました。

この作品はか弱いと思ってた人が実は邪悪なことが発覚!などとミステリーっぽい要素もあるので、今後の展開にドキドキします。

絶望して、希望をもっての繰り返しに揺さぶられ、まるでDVを受けているようでは…?と錯覚してしまいました。クゥ~~~やってくれる!

凪の父親が回想で登場。髪の毛が凪そのものでした。母娘そろって男性の好みのタイプが似ているところに笑ってしまいました。

「なぜならお母さんも大好きだからよ!!タレ目と髭が!」とぴりついた空気の中で言うの、おもしろすぎます。

母親は人間らしさが見えて可愛くなってきましたが、それに反して祖母が怖すぎますね。夕から見た祖母は本当に正しいのでしょうか。そのあたりの掘り下げが次巻あるかもしれません。

さらに違う面が見えてくるのか?

ゴンさんのプロポーズはすぐにうまくは行かない気がします。

慎二との腐れ縁も根深いですから…。

描きおろしも心温まるし笑えるしで、すごく満足な一冊でした。

さて、9巻ですがやはりおばあちゃんに何かあるようです。出たばかりなのにもうすでに読みたい!

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