「自分らしく生きる」ことでディストピア?底辺から抜け出すために「無理ゲー社会」を読む!

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読書、していますか?

私は最近サボり気味です。

そんな私が、橘玲さん著「無理ゲー社会」を読みました。

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無理ゲー社会 (小学館新書) [ 橘 玲 ]
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タイトルからして悲壮感漂いまくってます。

底辺から抜け出せない、人生に絶望し、時間を消費することが日常となっている。

この本は、そんなあなたへ起き上がるヒントを与えてくれる1冊になるかもしれません。

すべての内容はご紹介できませんので、私が興味深いと感じたところをピックアップしてお伝えします!

絶望しかない?遺伝ですべてが決まるのか?

前提として、この本では才能や行動は、環境(子育て)ではなく、遺伝的な要素が大きいよね!

というスタンスです。

なにそれ絶望しかない…。

ただし、普通人間の私からは遠い世界にある極端な例が対象です。

めちゃくちゃ優秀な才能とか、凶悪犯罪等は遺伝が要因となっているんだとか。

ただし私のような「平均付近の人間」は環境も遺伝的要因もどちらも同じくらい影響している。

つまり、めちゃくちゃすごい人に簡単にはなれないけれど、自分の努力(あまり好きではないけれど)次第で多少は明るい未来を切り開ける。

そういうことでしょう。

自分を過信して大きい成功を成し得るのではなく、できることをコツコツやるしかないのかな?

大きな救いにもならないけど(極端な例の人はなるでしょうが)、大きく絶望することもないのかもしれません。

その代わり逃げ場が無いというか💦

高望みしないで、頑張り続けるって難しいですよね。

なんだかんだ言って努力し続けないとそれなりの幸せはやってこないのでしょう。

ここでいう環境は親が介入する子育てではなく、友人関係が大きいようです。

確かに思春期の世界は家族でなく友人関係だな…。

リベラルに反感を持つのは「性愛」を奪われているから?

「モテ・非モテ」という言葉があります。

私は人間の本質を「本能」で片づけるのが好きではないのですが、よく言われている内容として以下の2つがあります。

  • 男性はより多くの女性と性交したがる
  • 女性はより優れた1人だけの男性との子孫を残したがる

現代日本ではリベラルな(?)自由恋愛、一夫一妻制の結婚が認められており、私たちも当然のようにそれを受け入れています。

私と夫も恋愛結婚です(聞いていない)。

しかし、自由恋愛の後の一夫一妻制結婚であればどうしても、男性が余ってしまう…。

なぜなら女性は優秀な遺伝子を持った、ただ一人としか結ばれたくないから…!

モテない女性もいるにはいて、その女性は選択しなければ男性とは結ばれることができます。

しかし、女性は選ぶのです。優秀な遺伝子を。

モテない男性とは結ばれたくないのです(一般論ですよ!)

そうなると、どうしてもモテない男性が余ってしまうのだとか。

それらに気付いているから、「トランプ支持の白人男性や、ネトウヨはリベラルに反感を持つ」とこの本では語られています。

少々暴力的な表現だな、と感じますが多くの人の心に刺さる一言ではないでしょうか。

でも橘玲さんの言い方ってきついですよね…?

皆さんもそう感じますよね…?

ちなみに昔あった一夫多妻制は女性に有利な制度なんだそうです。

確かに、女性自身が優秀でなくても、男性の特性を考えれば優秀な男性と結ばれる可能性がグンと上がりますね。

中世ヨーロッパの愛妾や江戸時代の正室側室の歴史を見ていると、それはそれで女性同士の人間関係が難しそうですが😅

私たちは自尊心を守るため、認知を、世界を変える。セカンドレ〇プはなぜ起こるか?

SNS等で、こんなケースを目にしたことはないですか?

痴漢やセクハラに遭った人、性的被害を受けた人に対して「あなたにも隙があったのでは?」「原因が被害者にもあったのでは?」という人たちを。

人は無意識に「世界は公正(道徳的)であるべき」で「不公正(不道徳)な世界は恐ろしい」と思っています。

よって、努力でどうにもできない世界から自分を守るために、自分の認知を変えてしまというのです。

つまりどういうことかというと

  1. めっちゃ理不尽な目に遭ってる人がいる!
  2. そんな理不尽な世界怖いよぅ
  3. 理不尽な世界なんかあるわけない!こいつにも責任があるんだ
  4. なんだか安心☺ホッ

こんな思考になるんです。

私にも心当たりがあります。

口人出したことはないですが、つらい目に遭っている人に原因があり、それが解決策になるのでは?

と自然に考えてしまうのです。

事実を知らないにもかかわらず。

若いころ、私が痴漢に遭ったことを母に告白したとき、ひどく怒られてしまったことがあります。

「お前がぼんやりしているからだ」

と。

その後私は混乱し、今でも記憶を呼び起こして恨んでしまいます(仲が悪いというわけではありません)。

それでも、母は私を想って叱ってくれたのでしょう。

「二度とこんな目に遭わないように、私の原因を取り除かなければ!」と考えて。

善意、と言うわけにはいきませんが、セカンドレイプを繰り返してしまうのは、本能だけでなく、理不尽な目に遭う人たちを助けたい!というような気持が多少はあるのかな?と思いました。

とはいえ、人を傷つける行為ですので、こういった発言をしてはなりません。

被害者の心の状態によっては命を絶ってしまうかもしれません。

そして認知を変える行為が繰り返される…。

そんな地獄が待っているかもしれません。

まとめ

いくつか私の気になるトピックをブログにまとめました。

  • 才能等はすべて遺伝で決まるのか?
  • 自由恋愛の末のモテ・非モテ
  • 自分を守るために認知を変える

これら以外にも「へええ!」というよな話題がたくさん書いてあります。

とても賢い方なので、言語化できなかった自分のモヤモヤをスッキリさせてくれました

橘玲さんの著書はまだ2冊しか読んだことが無いのですが(もう1冊は「幸福の資本論」)かなり口が悪いというか、物議をかもす表現をされている方です。

不快に感じる方もいるでしょう、ご注意ください😅

あの「白熱教室」の、マイケル・サンデル氏を「哲学芸人」と言ってしまっていることに笑ってしまいました。

それ以外にも、特定の思想をする人をチクチク(?)しています!

こちらは炎上しないかハラハラです。

興味のある方、面白いことは間違いないので是非読んでみてはいかがでしょうか!

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